バーチャルカードで分割払いはできる?使い方やチャージ方法を解説
コラム

スマートフォンの普及により、オンラインショッピングを利用する人が増えたことで、注目を集めているのが「バーチャルカード」です。
バーチャルカードに興味はあるものの、どのようなサービスなのか分からず、申し込みをしていない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、バーチャルカードの概要や、実際の使い方を分かりやすく解説します。
あなたがバーチャルカードを持つべきか判断できるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事は20年以上金融サービスを提供してきたソモ㈱が執筆しています。

目次
バーチャルカードとは

バーチャルカードとは、物理的なカードが存在しない、デジタルカードです。クレジットカードのような機能を持っていますが、クレジットカードのようにプラスチックのカードは存在しません。
オンラインショッピングでの決済が、バーチャルカードの主な利用目的です。
最近では、スマートフォンの決済アプリと連携できるバーチャルカードがあります。スマートフォンと連携すればタッチ決済ができるため、実店舗でも利用できます。
バーチャルカードはオンラインだけでなく、オフラインでも利用可能になり、活用の幅がますます広がっています。
バーチャルカードで分割払いはできる?
バーチャルカードはクレジットカードと似た機能を持っていますが、分割払いに対応していないものもあります。
分割払いへの対応は、バーチャルカードの発行会社により異なるため、申し込み前に確認してください。
また、リボ払いやボーナス払いを利用するのであれば、こちらも事前に対応しているか確認しましょう。
バーチャルカードのメリット

バーチャルカードは、発行までのスピードが早く、盗難リスクもありません。
ここでは、バーチャルカードのメリットを解説します。
スピーディーな発行
バーチャルカードの大きなメリットは、申し込みから発行までがスピーディである点です。多くのバーチャルカードはオンラインから申し込みをして、即日でカード情報が発行されて、利用できるようになります。
クレジットカードは、申し込みから手元に届くまで1~2週間ほどかかります。バーチャルカードはすぐに発行されるため、購入したいものをすぐに注文可能です。
盗難リスクがない
バーチャルカードは物理的なカードが存在しないため、盗難のリスクがありません。
クレジットカードが盗難されると、以下のような手続きや連絡が必要です。
- カード会社への利用停止手続き
- 警察への被害届
- 自動引き落としの変更手続き
- 利用明細の確認
バーチャルカードでは盗難に関する手続きが不要となるため、より安心して利用できるでしょう。
バーチャルカードの使い方

バーチャルカードは、オンラインとオフラインの両方で利用可能です。
ここでは、バーチャルカードの使い方を解説します。
オンラインショッピングで利用する
オンラインショッピングでバーチャルカードを利用する方法は、クレジットカードとほぼ同じです。
①オンラインショップの支払画面で、決済方法を「クレジットカード」に指定する
②カード番号・有効期限・セキュリティコード・カード名義を入力する
③決済ボタンをクリックする
カード番号や有効期限などの情報は、カード会社のウェブサイトやアプリで確認できます。
実店舗で利用する
バーチャルカードはオンライン決済が基本ですが、スマートフォンとの連携で実店舗でも利用可能です。
実店舗で利用するには、Apple PayやGoogle Payなどのウォレットアプリに、事前にバーチャルカードを登録してください。ウォレットアプリに登録すれば、実店舗でタッチ決済を利用可能です。
ただし、実店舗で利用できるバーチャルカードは限られています。バーチャルカードを申し込む前に、タッチ決済に対応しているか確認しましょう。
バーチャルカードの利用限度額

バーチャルカードには、利用限度額が定められています。
バーチャルカードはプリペイド式と後払い式の2種類があり、利用限度額はそれぞれ異なります。
プリペイド式の場合は、チャージした金額がそのまま利用限度額です。
後払い式は、クレジットカードと同じく、カード会社が利用限度額を設定します。そのため、利用者の与信により、利用限度額は異なります。
バーチャルカードの利用限度額は、カード会社のウェブサイトやアプリで確認できます。
高額な商品の購入を検討している場合は、事前に利用限度額を確認しておきましょう。
バーチャルカードへのチャージ方法

プリペイド式のバーチャルカードは、クレジットカードや銀行振込でチャージできます。
ここでは、バーチャルカードへのチャージ方法を解説します。
クレジットカードによるチャージ
バーチャルカードにクレジットカードを利用してチャージするには、まずカード会社のウェブサイトやアプリから、クレジットカード情報を登録します。
その後、チャージ金額を入力して、登録したクレジットカードで払うと選択すれば、チャージが完了します。
チャージ残高が一定金額より下回った場合に、オートチャージを設定できるサービスもあります。
銀行振込によるチャージ
バーチャルカードに銀行振り込みでチャージするには、事前に銀行口座と連携する必要があります。
カード会社のウェブサイトやアプリから銀行口座を登録して、チャージ金額を入力すればチャージが完了です。
また、振込専用の口座が作られて、その口座に振り込みをすればチャージができるバーチャルカードもあります。
その他のチャージ方法
一部のバーチャルカードは、コンビニ払いに対応しています。コンビニ払いは、銀行口座やクレジットカードを持っていなくてもチャージできるメリットがあります。
カード会社のウェブサイトやアプリで「コンビニ払い」を選択すると、コンビニで支払うためのバーコードが発行されます。そのバーコードを持って、コンビニのレジで決済すればチャージ完了です。
その他にも、貯まったポイントを残高にチャージできたり、一時的にチャージ金額を立て替えてもらい、後日支払いができるサービスもあります。
バーチャルカードの失敗しない選び方

バーチャルカードは、多くの会社が発行しています。それぞれの会社でサービスの内容が異なるので、以下のポイントをチェックしてから選んでください。
- 分割払いへの対応:希望の分割回数に対応しているか確認する
- 手数料の金額:分割払いの手数料を確認する
- 利用限度額:購入したい商品の金額以上の限度額があるか確認する
- ポイント還元率:還元率が高い方がお得に利用できる
- 年会費:毎年の年会費が発生するか、一定期間の利用がなかった場合に維持費が発生するか確認する
上記のポイントを確認することで、あなたに適したバーチャルカードを選べるでしょう。
まとめ
バーチャルカードとは、物理的なカードが存在しない、デジタルカードです。クレジットカードと同じような機能を持っています。
バーチャルカードのメリットは、スピーディーな発行ですぐに欲しい商品を購入できることです。また、デジタルのカードなので、盗難リスクがありません。
バーチャルカードは基本的にオンラインショップで利用できますが、最近では実店舗でタッチ決済できるカードも増えています。
バーチャルカードには、クレジットカードと同じ後払い方式と、事前に入金をするプリペイド式があります。それぞれ、入金方法が異なるので、事前に入金方法をチェックしましょう。
バーチャルカードを申し込む際は、分割払いに対応しているか・利用限度額はいくらか・年会費はかかるか、などのポイントを確認してください。