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クレジットカードの滞納は信用情報に傷がつく?残高不足の場合の対応方法とは

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クレジットカードの滞納は信用情報に傷がつく?残高不足の場合の対応方法とは

クレジットカードを利用していると、想定以上に使いすぎたり、口座の金額が足りなかったりして、支払いを滞納してしまうことがあります。

初めて滞納した人は、今後どうなるのか不安に感じているのではないでしょうか。

この記事では、クレジットカードを滞納したら起きることや、滞納後の流れを解説します。

支払いを滞納した際の最適な対応方法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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この記事は20年以上金融サービスを提供してきたソモ㈱が執筆しています。

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クレジットカードを滞納したら起きること

クレジットカードの支払を滞納すると、遅延損害金が発生して、利用が停止される可能性もあります。

ここでは、クレジットカードを滞納したら起きることを解説します。

遅延損害金が発生する

遅延損害金とは、支払いが遅れた際の賠償金です。

クレジットカードを契約する際に決められた利率をもとに、遅延損害金の金額が計算され、クレジットカード会社に支払う義務が生じます。

遅延損害金は日割りで加算されるので、滞納金を支払うのが遅くなるほど、遅延損害金が増えていきます。

ショッピング枠の遅延損害金は、14.6%に設定されていることが多く、以下のように金額が計算されます。

・元金×14.6%÷365×遅延日数

例えば、10万円の支払が30日間遅れてしまった場合は遅延損害金は1,200円です。滞納金額や遅延日数が大きいと、遅延損害金も高額になるため早めに返済を心がけましょう。

クレジットカードの利用が停止される

クレジットカードを滞納すると、支払が完了するまでクレジットカードの利用が停止される可能性があります。

公共料金やサブスクリプションなどの定期的な支払いがある場合、決済ができなくなるので注意が必要です。

信用情報機関に記録される

クレジットカード会社からの電話や督促状を無視していると、遅延情報が信用情報機関に記録される可能性があります。

信用情報に滞納の情報が記録されると、金融機関や貸金業者に共有されて、新たなカード発行や融資を受けるのが難しくなります。

滞納金を支払っても、信用情報の記録は一定期間残るので注意が必要です。

信用情報に滞納情報が記録されると、生活に大きな影響が出るため注意してください。

クレジットカード滞納後の流れ

クレジットカードを滞納すると、まず督促状が届き、その後カード会社から電話が掛かってきます。

ここでは、クレジットカード滞納後の流れを解説します。

①督促状が届く

クレジットカードを滞納すると、クレジットカード会社から督促状が届きます。

督促状には、遅延損害金や再引き落とし日が記載されているので、再引き落とし日までに口座に入金しておけば問題ありません。

この時点で支払っておけば、信用情報に登録はされず、クレジットカードは継続して利用できます。口座の残高がうっかりして足りないケースはよくあるため、大きな問題にはなりません。

②再督促状が届き、カード会社から連絡が来る

督促状が届いても無視して支払いを行わないと、カード会社から電話があり、督促状も再度届きます。

この時点でも速やかに支払いをおこなえば、大きな問題にはなりません。

カード会社からの電話内容は、支払の意思や支払い能力の確認・支払期日の連絡などです。

③信用情報に傷がつく

電話や再督促状が届いても支払わないと、信用情報が機関に登録され、他の金融機関と情報が共有されてしまいます。

最終的に裁判となり、財産が差し押さえられることもあります。

クレジットカードを滞納した時の対応方法

支払いを滞納したら、まずカード会社へ連絡して、すぐに支払えないようであれば分割払いの交渉をします。

ここでは、クレジットカードを滞納した時の対応方法を解説します。

カード会社へ連絡する

クレジットカードの支払いを滞納したら、まずはカード会社へ連絡してください。カード会社からの連絡を待つのではなく、こちらから連絡することが大切です。

カード会社へ連絡して、滞納金の振込先や期日を確認します。滞納しても連絡をしない人が多いので、自分から連絡してきた人には丁寧な対応をしてくれるでしょう。

分割払いの交渉をする

カード会社へ連絡したうえで、滞納金を支払うお金がない場合は、正直にお金がないと伝えてください。

給料などが入金されたら支払えるのであれば、振込できる日を伝えましょう。

もしも、お金が入る予定がなければ、分割支払いが選択肢に入ります。しかし、カード会社が、分割支払いに同意してくれるかは分かりません。

一括払いや少ない回数の分割で決済をしていた場合は、滞納する前であれば、インターネット上の手続きで分割回数の変更ができるカード会社もあります。

債務整理をする

滞納金を返済する見込みがないときは、債務整理をする方法があります。

債務整理とは返済が難しくなったときに、借金の減額や免除・返済期間の延長などの手続きをとることです。

債務整理をするには弁護士や司法書士に依頼をして、金融機関との交渉や、裁判所での手続きをおこないます。債務整理には、主に以下の3つの方法があります。

  • 任意整理:カード会社と交渉をして、利息の支払いをなくし、数年の分割払いで返済する
  • 個人再生:裁判所に個人再生計画書を提出して、債務の80%ほどを減額して、残りを数年で返済する
  • 自己破産:裁判所に申し立てをして債務を免除してもらう

債務整理の交渉や申し込みをしたからといって、100%認められるわけではありません。債務整理があるからと無理な決済をしないで、まずは滞納しない方法を考えましょう。

クレジットカードを滞納すると職場にばれる?

クレジットカードの支払いを滞納しても、しっかりと対応していれば職場にバレません。

カード会社からの電話は、基本的に登録してある携帯電話に掛かってくるためです。

しかし、カード会社からの連絡を無視していると、職場に電話が掛かってくる可能性があります。そのため、滞納をしたら自分からカード会社に連絡するのが、もっともよい方法といえるでしょう。

ただし、カード会社が職場に電話をする際に、いきなり社名を名乗るケースは少ないようです。社名を伏せることで、利用者が滞納している事実が同僚にバレないようにする気遣いです。

会社に電話が掛かってこなかったとしても、職場にバレてしまう可能性があります。それは、長期間の延滞により法的措置が取られ、給与が差し押さえられてしまうケースです。

カード会社からの連絡を無視していると、カード会社は回収するために、裁判所に申し立てをします。

カード会社の申し立てが認められると、延滞者の財産が差し押さえられます。給与が差し押さえされると、当然会社にバレてしまいます。

まとめ

クレジットカードの支払いを滞納すると、遅延損害金が発生します。遅延損害金は、支払いが遅くなるほど、金額が増えるので注意してください。

また、クレジットカードの利用が停止されて、最終的に信用情報に傷がつくので注意が必要です。

クレジットカードを滞納した場合の流れは、まず督促状が届き、カード会社から電話が掛かってきます。この時点で対応すれば、大きな問題とはなりません。

しかし、督促状や電話を無視していると、再督促状が届きます。再督促状も無視していると、信用情報機関に登録されて、他の金融機関とも情報が共有されます。

また、裁判所に差し押さえが申し立てられ、認められると給与や財産が差し押さえられます。職場にもばれてしまうので気を付けましょう。

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