クレジットカードなしで分割払いを提供！売上機会を逃さない決済手段とは
コラム
「クレジットカードの与信枠がいっぱいになった。」
「そもそも、クレジットカードを持っていない。」
商品の購入を検討しているお客様が上記のような状態だったら、売上を逃してしまう可能性があります。そのような時のために、自社で分割払いを提供できる仕組みを準備しておくといいでしょう。
分割払いを提供する方法はいくつかあります。
今回は、クレジットカードが無くても、分割払いを提供する方法について解説します。
この記事は20年以上金融サービスを提供してきたソモ㈱が執筆しています。
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クレジットカードを使わない分割払いはなぜ必要？
店舗で直接買い物をするときでも、ネットショップで買い物をするときでも、支払の手段は多くあります。
現金はもちろんのこと、クレジットカード、PayPayや楽天Payなどの電子決済、交通系ＩＣカードなど決済手段は多様化しています。
店舗が新しい決済手段を導入すると、決済金額の〇％という形で手数料が発生します。手数料が発生するのになぜ決済手段を増やすのかというと、集客効果があったり、顧客の利便性が向上するからです。
キャッシュレス決済ができない店舗では買い物をしないという人もいます。
また、アメリカではキャッシュレスの普及が進んでいるため、現金での支払いを拒否する店舗が続出しました。その結果、現金払いを断ってはいけないという法律までできるほどです。
このように世の中の決済手段は多様化していますが、消費者庁の調査によると以下の図のようにクレジットカードが大きなシェアを保ったままです。
引用：消費者庁「キャリア決済を中心としたキャッシュレス決済の動向整理」
現金とクレジットカード決済に対応していれば、大多数の消費者のニーズに応えられることになります。
しかし、お客様がクレジットカードを持っていなかったり、与信枠が足りなかったりすると、クレジットカードを使いたくても使えません。
特に10万円を超えるような決済金額だと、クレジットカードがないと支払いは厳しいでしょう。
このような時に、企業としてクレジットカードが無くても分割払いできる決済手段を持っておくと売上を逃すことなくお客様を獲得できます。
クレジットカードを使わない分割払いの種類を解説
ここではクレジットカードを使わない分割払いの種類を解説します。
ショッピングクレジット
ショッピングクレジットは、店舗と信販会社が提携して分割払いを提供します。お客様が分割払いをしても信販会社が店舗に一括で支払いをするので、代金の貸倒れリスクは発生しません。
デメリットとしては、信販会社の審査があるため必ずしも分割払いを利用できるわけではない点です。クレジットカードを持っていない、もしくは与信枠が余っていないお客様は資金状況が悪く審査に通らない可能性があります。
カードローン
カードローンとは、金融機関や賃貸業者が提供している個人向けの融資サービスです。融資は保証人や担保を設定することが多いですが、カードローンは保証人も担保も不要で融資を受けられます。
カードローンを利用するには、保証会社の審査を受ける必要があります。審査の基準は保証会社により異なりますが、過去に支払いの遅延がなく、定期的な収入があれば審査に通ることがほとんどです。
カードローンは、借りたお金の使用用途は決められていません。店舗を通さない融資のため、ショッピングクレジットと違いお客さんが必ず自社の製品やサービスを購入してくれるとは限りません。
分割PAY
分割PAYは、自社で分割払いを提供するためのクラウド型サービスです。
お客様から申し込みがあったら、あらかじめ設定した審査基準に基づき分割払いの可否を決定します。
審査基準は厳しくすることも、緩くすることも可能です。そのため、多くのお客様に自社の商品やサービスを利用して欲しいのであれば、ほとんどのお客様を審査に通過させることもできます。
また、分割払いの契約から支払い完了まで、すべて分割PAYで管理できます。自社に分割払いのノウハウがなくてもお客様に分割払いを提供できるシステムです。
分割払い明細書の発行や口座振替不能時にはSMSでお客様へ連絡など、手間がかかる作業はすべて分割PAYが自動で行います。
分割払いを提供する際に、信販会社や保証会社を間に挟みたくない企業におすすめのサービスです。
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まとめ
決済手段の多様化によりお客様の支払い手段が変わってきているので、企業側もそれに対応しなくてはなりません。
しかし、キャッシュレス決済の割合は、クレジットカードが圧倒的に高いです。
そのため、クレジットカードを持たないお客さんの売上を逃さないために、分割払いを提供する必要があります。
クレジットカードが無くても分割払いにする方法は、ショッピングローン・カードローン・分割PAYなどがあります。
お客様を逃さないためにも、分割払いの導入を検討してみてはいかがでしょうか。